松本知之の陶芸作品や日々のこと。
陶芸の話を人にしているとよく尋ねられることがあります。
この前の窯の話もそうですが、他にも
「作り始めてから完成までどれくらい時間が掛かるんですか?」
もよく尋ねられます。
これには
「湯飲とかなら大体1ヶ月です」
と答えています。
ただ、その内の大半は乾燥中なのでずっとその作品の作業をしている訳ではありません。
季節によって乾燥の時間も若干違いますし、
窯入れ迄の作業が終わっても、窯が作品で一杯になるまでは焼成しないので
そこでも完成まで若干の時間差が出てきます。
もちろん作るものによってはもっと時間が掛かるものもあります。
そもそも1つの作品だけを作るということはあまり無いので、
ロクロを引いたり、半乾きになった作品の削ったり、釉薬掛けしたりなどなど。。。。
「陶芸=ロクロを回してる」
のイメージが一般的なのかもしれませんが、
意外と作業の一部分なのです。
完成までは地味な作業が色々とあったりするのです。