松本知之の陶芸作品や日々のこと。

『こんばんわ。石丸謙二郎です。』
ではありません。松本知之です(笑)
冗談はさておき、2010年の11月に会社を退職してすぐの僕は、一人でモロッコを一周してきた。
理由はいくつかある。
・時間が出来たので、どこか遠くの国に行ってみたい。
・どうせ英語も上手に話すことが出来ないのであれば、英語圏に行っても同じだ。
・何よりモロッコにはフェズという陶芸で有名な町がある。そこで職人達がどのように陶器を製作しているかに興味が有った。
実際に行ってみて思ったことはたくさんある。
言葉にならないこともたくさんある。
でも、一番感じたことは、彼らは陶芸を自分達の生きる糧として、これが売れなければ今晩自分も、妻も、おなかを空かした子供達にも、何も与えることがないのである。
そんな気持ちがひしひしと伝わってきた。
彼らはアーティストなどではなく、普通の職人なのである。
日本人でもそのような気概で作品を作っている人たちもいるだろうが、
モロッコの人と比べると、それはまるでレベルが違って感じた。
世界は本当に広い。
僕がモロッコで感じた現地の陶芸職人と僕とのギャップは、
ずっと忘れないでいようと思う。