松本知之の陶芸作品や日々のこと。

ちっちゃい頃から技術や美術が得意だった訳ではない。
手先が特別に器用だったという記憶も無い。
家族もみんな至って平凡。
なのに僕だけが陶芸作家になってしまった。
どうして僕は陶芸なんてやってるんだろう?
昨日の夜、そんなことを考えていた。
理由はいくつかある。
まず、僕は自分のことを口下手だと思っている。
人に自分の気持ちを伝えるのが下手なのだ。
だから、自分の作品を通して相手と意思疎通が出来ればいいなぁ。
と思って始めたものの1つが陶芸だった。
あれから11年、趣味で始めた陶芸が今はまがいなりにも仕事となってる。
そして、変わらず僕の口下手はあまり治っていない(笑)
人生も、陶芸も、まだまだ試行錯誤。
たまには自分の陶芸技術のレベルの低さに落ち込むこともある。
たまにはそれが原因で支えてくれている人を傷付けてしまうこともある。
結果、それが原因で自暴自棄になってしまうことさえある。
でも、前進するための答えは決まってる。
良い作品を作り続けることだ。
負のスパイラルから脱却するには、良い作品を作り続けるしかないのだ。
さぁ、今日からまた頑張って前に進んで行こうと思う。
そんな季節の変わり目の夜。